数式でせつめいする希望
作 演出 鈴江俊郎
夜が明けた
彼女はカッターナイフの絵を描いた
机の上で2センチだけ刃をみせていて
錆びかけている黒い刃
空はあいまいにいつまでも白い
これがさいごではないのだ と彼女は考えた
あの子とどこかを歩こう
あの子はすばらしい笑顔だから
どこをどう歩いても これをさいごにしなくてもいいのだ
絵に描いたカッターナイフはなにも切らない
出演: 鈴江 俊郎/大浜 砂/秋山 楓
【西条】公開リハーサルとお茶を飲む会
2019/2/9(土)16:00
*受付開始、開場は開演のは15分前
会場 : 丹原公民館
愛媛県西条市丹原町池田1711-1 Tel: 0898-68-6371
参加費 : 500円(要予約)
※全ての公演におきまして小学生、未就学児童のご入場をお断りしています。
ご協力よろしくお願いいたします。
【松山公演】
2019/2/15(金)19:30
2019/2/16(土)15:00/19:30
*受付開始は開演の1時間前、開場は20分前
会場:シアターねこ
愛媛県松山市緑町1-2-1 Tel : 089-904-7025
料金:前売 2,000円
当日 2,500円
高校生,中学生 1,500円
*この公演チケットでリーディング2作品とも鑑賞できます。
※全ての公演におきまして小学生、未就学児童のご入場をお断りしています。
ご協力よろしくお願いいたします。
【松山公演関連企画】
劇作家の勉強会『山脈』によるリーディング シリーズ
――憲法9条をいま、劇作家はこう書く
2019/2/16(土)16:20 南出謙吾作品
17:40 水上宏樹作品
*受付開始、開場は開演のは10分前
料金:リーディングのみご覧になる方は500円
※2作品とも鑑賞できます。
いま、平和主義の原則が脅かされています。9条が変わってしまうかもしれないという
全国民の命にかかわる政治状況に、劇作家は沈黙していていいのだろうか。
関西の劇作家4人が集まる勉強会「山脈」は、9条の条文を最低一回以上は脚本の中に
登場させることを唯一のルールにして戯曲を書きあおうじゃないか、と決めました。
客席とともに考えるという動きを作りたい。このリーディングを見るお客様の意見を参考に
ブラッシュアップし、できればそれぞれの集団で上演につなげたい、
というワーク・イン・プログレスの企画です。
「数式でせつめいする希望」も同じルールの下書かれる作品です。どうぞご期待ください。
お問い合わせ:
080-2190-4535